「Facebookやってる?やってるなら友達になろうよ」これが現代社会において最も恐ろしい言葉になってきているんじゃないでしょうか。
「LINEで友達になろうよ、連絡が楽だし」これCane調べでは2番目に恐怖を抱く瞬間だそうです。

「Facebookやってますけど投稿はしないですよ、それでも良ければ」
「LINEは仕事では使っていないんです。ゴメンなさい」
この2つの返しは常套手段ですね。LINEを面倒な取引先や曜日も時間も関係無く連絡が来る取引先と交換したら最期。既読スルーと言うわけにもいかないし、何か返事はしなければ。というLINEに関する諸々の問題は以前の記事にも回避策を書きました。今日はSNS、FacebookとTwitterに関して書きたいと思います。
サービスの開始時期はTwitterの方がFacebookよりも早く、日本でもTwitterが最初に流行りFacebookが浸透してくるとFacebookユーザーがグングンと伸びてきました。この2つのSNSの一番大きな違いはみなさんもご存知の通り実名でやらなければならないかそうでないか。Twitterはアカウントを作る際に実名である必要はありませんが、Facebookは実名でアカウントを作らなければなりません。
人間と言うのは不思議で、これだけ「個人情報」「個人情報」と個人情報の露出を嫌がる世の中になっているのにFacebookが流行っていると何の躊躇も無くFacebookのアカウントを実名で登録、交際相手や結婚相手、家族や生年月日までしっかりと載せているという「流行」というのは人を狂わせるんでしょうか。あ、個人情報を細かく載せているのがダメという話ではありませんからご安心ください。Facebook社も実名で登録させて個人情報を数多く求めている以上は、セキュリティにはどのサービスよりもナーバスに管理してくれているはずですから。
Facebookは投稿する人が減ってる?
さて、本題です。Facebookは国内ではだいぶ勢いが衰えてきた感があります。投稿する人が減り、多くの人が「見る側」に回ってきているからです。投稿が減ってきているのはFacebook社も気にしているようで、最近では「〇日間連続で投稿しました、あなたの投稿にみなさんが反応しています」みたいなメッセージが出てくるようになり投稿を促していたりもします。
このFacebookの投稿する人が減ったひとつの要員に「リア充」投稿しか受け入れられないという部分があります。「私はこんな美味しいものを食べています」「私はこんな素敵な場所に来ています」「私はこんなに楽しい集まりに来ています」など充実している瞬間を投稿する人が増え、その投稿には「いいね!」やコメントがたくさん着くことで「ネガティブな投稿はしちゃいけないんだ」「〇〇さんみたいにみんなから羨ましがられる投稿しなきゃいけないんだ」と考える人が増えて来てしまった現実があります。
Facebookの投稿が減った理由?
スマートフォンの普及によって、写真をいつでもどんな場所でも撮影できるようになったことで「この景色は面白いな、写真撮って投稿しよう」などというネタ探しも盛んです。(今回は取り上げませんが今ではInstagramでフォトジェニックという言葉も流行っています)このネタ探しに疲れてくると「SNS疲れ」で投稿が減って来て、投稿を一切しなくなるという人も。そもそも誰かに「いいね!」をしてもらうために何で自分自身がネタ探ししなければいかないんだという風に思えてきたり。
SNSをしっかりと理解して一定の距離を最初から持っている人は「この人は毎日、こんなに楽しいことしてるわけじゃない」とわかっているんですけどね。日本という国はとにかくリテラシーを教わる前に大ブームが起きてしまうのもあり、SNSとの距離感や使い方を知らずにのめり込んでその後疲れてしまうという事が起きます。
Facebookにおいては実名でのアカウントということで、みんなからマイナスに思われることは投稿したくないという心理が働く部分もあるでしょう。Facebookの投稿機能には公開する相手を選んで投稿できるので、この投稿は本当に仲の良い友達に見せる、この投稿は誰と誰に見せると切り替えられるんですが。その機能を知らない人も居ますし、いちいち切り替えるのが面倒だと誰に見られても良いような内容の投稿をしがちです。
そう、つまりFacebookの投稿で日本人が大好きな建前なんです。
一方で、Twitterはどうでしょう。
※SNSに関する情報とユーザーのデータなどはこの記事を書いた時点での情報です。