Canva日本版ローンチ・プレス発表会に行ってきた

2017年5月24日、オーストラリアで生まれたデザイン制作ツールCanvaの日本版がローンチされた。(ローンチとはWeb業界がよく使う言葉で新たなサービスや商品をリリースする時に使われることが多い)このCanvaが日本でどの程度受け入れられるのか、またどれだけニーズがあるのかを独自の視点で書いてみようと思う。

Canva社COOのCliff Obrecht氏(クリフ氏)

プレス発表会にCaneが呼ばれた理由

Caneがメディアでもプレスでも無いのに、今回の六本木ヒルズで開催されたCanvaのローンチ・プレス発表会に呼ばれた理由から。それはなぜかというと、Canvaを日本で展開する会社はKDDIウェブコミュニケーションズ。そう、Caneが戸塚で展開するJimdoCafe 戸塚でも取り上げているJimdoというホームページ作成ツールを展開しているのもKDDIウェブコミュニケーションズ。「JimdoCafe という場所があるからJimdoを使ってホームページを作ることにした」と先日もJimdoCafe 戸塚に参加した方が言っていたように、今やWebサービスやツールは通信制のサポートやカスタマーサポートではユーザーを増やし続けられない時代になってきている。KDDIウェブコミュニケーションズとしてもJimdoと同じようにCanvaでもCanvaCafeを展開していきたいと代表取締役副社長の高畑氏はプレス発表で言い切っていた。

CanvaCafeを実際に展開するという話をプレス発表でするから恐らくCaneも呼ばれたのだろう。同じくJimdoCafe を展開している全国各地のオーナーも六本木ヒルズには集まっていた。普段からJimdoというサービスを大切にしてくれているJimdoCafe のオーナーたちへのKDDIウェブコミュニケーションズからの感謝の気持ちとCanvaの特徴からホームページとの関連性の高さでJimdoCafe オーナーの発信力も役に立つだろうと思っての事だと思う。

Canvaローンチ・プレス発表会でスピーチする高畑氏

Canvaの特徴と魅力

今回、KDDIウェブコミュニケーションズが日本で正式リリースしたCanvaは名刺からチラシやポスター、Webに使えるパーツまでをブラウザ上で作成できる上にCanva事態に様々なクリエイターのデザインしたレイアウトや写真が豊富に用意されており、ユーザーはレイアウトを選択して文字を入力するだけでもデザイナーが作ったのに近いデザインを仕上げられる。海外発のWebサービスによく見られる日本語のフォントタイプの少なさも今回の日本正式リリースに合わせてたくさん用意されているのもJimdoをドイツから持って来た経験を活かされているさすがと思わせる点だ。

プレス発表では高畑氏が、今後Canva上で印刷のオーダーも配送もできるようにすると話していた。印刷と配送までをCanva上でできるということは紙物を作る際に全てをワンストップで受注できることになる、ユーザーにとってもデザインを印刷会社に入稿するという2つの工程をひとつにまとめられることで作業効率も上がる。個人的にはブラウザ上で見たデザインが紙にどのように印刷されるのかは経験した人間にしかイメージできない部分が画面で見たデザインと紙としての仕上がりが違うというCanvaへのクレームにならいか心配でもあるが。

だれもがデザインすることが可能になる

「Empowering the world to design(世界にデザイン力を与える)」がCanvaの合言葉、以前から英語版でもCanvaを使ってみてはいたもののこうやってプレス発表や発表会後のKDDIウェブコミュニケーションズの方々との少しの会話で、Canvaには期待したい様々な可能性が感じられた。KDDIウェブコミュニケーションズがどのようなターゲット像を想定してサービスを展開していくのかは聞けなかったが、例えば小規模事業者や個人事業主、地域のイベントや様々な取組の中で印刷物を使って何かを告知したり宣伝したりすることはまだまだ多い。一方でデザイナーがどこにでもいるわけでも無いしデザイナーを雇える予算も無いということでデザインがどうしても訴求に結びつかない結果になってしまっているシーンも多々見受けられる。都市部だけでは無く地方や地域でもCanvaを上手く活用すればかなり重宝されるサービスになっていくのかもしれない。

CaneとCanvaは似ているから?

この記事の原稿を書きながらCaneとCanvaをタイプしていると「n」までは同じスペル。何度も言うがKDDIウェブコミュニケーションズの戦略やターゲットはまだ聞けていない分勝手な妄想になってしまうが、CanvaCafeをやらせてもらえるのであればCaneは間違いなく立候補して戸塚の事業者や地域の人たちにCanvaを使ったデザインで印刷物を作ってもらい「戸塚の人ってこんなに洗練されたデザインのチラシばかり作ってて面白い街だね」なんて市民に言わせてみたい。

事業者も、ホームページでも印刷物でもCanvaを使うことでデザイン性や訴求力が変わってくるようなアドバイスがCanvaCafeでできればCaneとしても事業者からの信頼がもっと得られることになる。政府が進める働き方改革という点でも中小企業や個人事業主がCanvaを上手く使える子育て世代を雇うことで事業者も働き手も社会も良い三方良しが見えてくる。ここまで書いてくると是が非でもCanvaCafeはCaneでやらせてもらいたいと考えてしまう。

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