ハンズオン支援とは?(前編)

今回は、デジタル応援隊のことを書いているうちに、気になるキーワードを見つけました。それは「ハンズオン支援」。それについてお話をしたいと思います。

まずみなさんは、「ハンズオン支援」の言葉を聞いたことがありますか?私は聞いたことがない言葉でした。デジタル応援隊のことを色々調べているうちに、私もその言葉を知りました。


ハンズオンってなに?

この二つ言葉に繋がりがあるんです。それは、デジタル化に苦しむ中小企業に向けて、「中小企業デジタル化応援隊」事業によって行われる支援は「ハンズオン(併走)」と定義されているからです。

ハンズオンの意味だけを調べると、本来「手をふれる」「手を置く」という意味の言葉で、手取り足取りに近い意味で、日本語に訳すときには「併走型」とされることが多いそうです。

つまり、改革(この場合はデジタル化)を行っていく主体は、あくまでもプレイヤー(中小企業)で指導者(IT専門家)は方向性と手順を示すにとどまります。企業が、情報処理会社に丸投げの形でデジタル化を依頼したとしても、一時的な体制強化に終わってしまい継続的に変化をフォローすることは困難です。それよりも、企業そのものがデジタル化に対応力を強くすることこそが、本当の支援になるという考え方です。「実際にデジタル化=開発を行う」のではなく「そのための方向性と手順」を示す、この考え方が謝金のルールにも反映しているというわけです。つまり、経営課題の解決に取り組む中小企業・小規模事業者の方々を対象に豊富な経験と実績をもつ専門家を派遣してアドバイスを実際に行ってみて、中小企業者の方々に主体的に取り組んでいただくことで、支援終了後も自立的・持続的に成長可能な仕組み作りをサポートする形となるわけですね。


ハンズオン支援の特徴について

ハンズオン支援の特徴があり、下記に書いてある通りです。

 1.多様な支援ニーズに対応

 中小企業・小規模事業者の方々が抱える様々な経営課題の解決に向けて、個別事情に合わせ、多様な支援テーマを提案、課題解決のサポートを実  

 施します。マーケティング企画の見直し、業務のシステム化など特定の経営課題から、全社的・グループ経営の視点による経営戦略再構築のよう

 な高度なテーマ、また広域展開、グローバル化などに幅広くご対応します。

 2.多彩な専門家 

 全国ベースの幅広いネットワークがあり、支援内容に応じて適切な専門家を選定します。専門家には大企業で経営幹部・工場長・部門責任者など

 経営や実務を深く経験した方、中小企業支援の経験を積んだ中小企業診断士・公認会計士などがおり、様々な課題にご対応します。

 3.案件ごとにコーディネート

 各地域本部にハンズオン支援マネージャーを配置し、案件ごとに支援全体をコーディネートしています。

 事前の調査・課題設定から支援内容の提案及び専門家のチーム編成、支援の進捗管理、成果の評価、派遣終了後のフォローまで、一社一社丁寧に  

 サポートします。

 4.自律・成長の応援

 社内プロジェクトチームを編成するなど、主体的に課題解決に取り組んでいただきます。アドバイザーのサポートを受けながら、企業自らが実践

 を通して課題の本質を理解し、課題解決能力を身に着けることで、アドバイザー派遣終了後も自ら継続的に発展・成長できる「自律化の仕組みづ

 くり」を目指します。


支援を受け取るまでの流れについて

つまり、それぞれの内容に合わせて、選び、サポートをしてくれるってことですね。支援を通して、アドバイザーを派遣してもらうには、どうしたらいいんだっていう方もいると思いますよね。支援をするまでの流れは以下のようになります。

まずは、相談の申込。最寄りの地域本部のにて電話申込をします。

関東本部企業支援課 電話番号:03-5470-1637

    ↓

課題の掘り下げと認識の共有をします。これは、企業訪問による現場確認、経営者の方へのヒアリング調査(複数回)をします。

    ↓

申込審査、専門家と中小機構職員による採択審査をします。

    ↓

支援内容の検討。これは経営課題の解決に最適な支援メニュー、支援計画、派遣アドバイザー候補の検討をします。

    ↓

アドバイザーとのマッチング。課題解決のために最適なアドバイザー候補と経営者との面談、支援計画のすり合わせします。

    ↓

アドバイザーによる支援実施。社内プロジェクトチームを編成するなど、支援の受入態勢を構築し、アドバイザーによる支援を開始します。

    ↓

成果検証・フォローアップ。プロジェクトの成果・評価を確認し、支援終了後もフォローアップを実施。


後篇につづきます

ちなみに、ハンズオン支援の種類は4つにあります。種類についてと、ハンズオン支援の事例も含めて説明もしたいのですが、それは後編にて説明しますね。

今回は、ハンズオンとは何か?どうやって申し込むの?っていうところまで、お話させていただきましたが、これに関して留意事項というか気を付けてほしい点があります。それは以下の3点になります。

 ・ハンズオン支援は、中小企業者の方々が主体となって課題解決に取り組んでいただくサポートを行う事業です。

 ・契約交渉や事務処理作業等の実務代行を行うことはできません。

 ・研修の実施や人材・販売先・提携先等の斡旋・紹介はできません。 

ということです、今回の話はここまでとします。私としては色々調べて、デジタルだけではなく、いろんな分野で使われていることも知れたので、いい機会になりました。これをまとめるために、いろんなサイトを参考したうえでまとめるのには、手間取ってしまいましたが、ここまでの説明が伝わってくれたら幸いです。

これに続き次回は、ハンズオン支援の種類と事例を、話したいと思います。

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