戸塚区が横浜市とは思えない環境
今回戸塚区のある人から「2018年中に戸塚区は横浜市から離脱して鎌倉市になるよ」との情報が。
確かに戸塚区は横浜市でありながら、横浜感があまりにも無い。東戸塚の一部は保土ヶ谷区や南区にも近くまだ横浜感はあるのだが、戸塚の小雀や南戸塚、俣野、大正、深谷等の地域は横浜感は全く無いといっても過言ではない。
新元号の令和元年中に鎌倉市になりたいという想い
今日発表された5月1日からの新元号「令和」
実はこの新元号になるというきっかけで戸塚区を鎌倉市にするという狙いが、天皇退位の話が出たころから現実味を帯びていた。
戸塚区は今年区制80周年になるが、元々は泉区と栄区、瀬谷区も戸塚区だったという歴史がある。そして歴史で言えば横浜市の大部分が武蔵の国だが、戸塚区は相模の國だったのだ。しかも相模の國の鎌倉群だった。なのになぜか横浜市になったというおかしい点が、今回の区制80周年で歴史を紐解いた時に「あれっ、戸塚って鎌倉市に入れてもらった方が良いのでは?」となったらしい。
相模国(さがみのくに)ウィキペディア
武蔵国(さがみのくに)ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%94%B5%E5%9B%BD#%E5%9C%B0%E5%9F%9F
2020年の東京オリンピックをきっかけに観光に力を入れたいという懐事情も
今年中に鎌倉市入りを目指したもう一つの理由が来年の東京オリンピックだ。
戸塚区と言えば、箱根駅伝の中継所があるという事しか他所から見た強みが無い現在。今後箱根駅伝が全国の大学に解放される可能性もあり、全国で戸塚中継所が有名になれば観光にも力が入れられるなどの期待も高まっている。駅伝は日本特有の長距離レースで、今後世界にPRしていく協議になる噂もあり、海外でも駅伝が「EKIDEN」となって広まれば駅伝発祥の地日本で一番アツイ駅伝「箱根駅伝」の花の2区のゴール地点でもある戸塚中継所には外国人観光客がやって来るに違いないと、観光の面でも期待が寄せられている。
大勢の観光客が鎌倉に訪れるであろう来年のオリンピックは駅伝をひとつのキーワードとして外国人観光客誘致にも力を入れていく予定だ。
会議の中では戸塚ヨットスクールの誘致の話題も
横浜市の中では歴史が古く知名度もある戸塚区だが、横浜市を一歩外に出た途端知名度は低い。「あー。戸塚って知ってるよ、戸塚ヨットスクールがある所でしょ」これが戸塚区民に浴びせられる戸塚の印象で、戸塚区にあるから戸塚ヨットスクールなんだという認識が多くの日本人にはある。
戸塚区が今年中に鎌倉市に加わることが決定した会議の中でも、「これだけ戸塚区にあると思われているのだから、戸塚ヨットスクールを戸塚区に誘致したらどうか」という意見も出ていたが、戸塚区のイメージアップに繋がる可能性が低いとの声も多く戸塚ヨットスクールの誘致は断念した。
鎌倉市長が恐れているのは戸塚区の政治家?
昨年再選した鎌倉市長は、戸塚区との交渉時に「戸塚の政治家が鎌倉市議会に入ってくると、美味しいところをみんな戸塚に持って行かれる」と戸塚区内の実力がある政治家を恐れており、今度の横浜市議会選挙で受かった議員は鎌倉市への議員の転属を拒否する構えだ。
鎌倉市戸塚区が誕生した後のリスク
今回の鎌倉市戸塚区誕生の決定に市民からはこんな声も。
「鎌倉市になる事には反対しないけれど、車が横浜ナンバーじゃなくなるのは惜しい気がする。鎌倉市になると湘南ナンバーになるから、湘南と横浜とだったらやはり横浜ナンバーが良い。これを機に戸塚ナンバーでもできれば良いのだけど」
戸塚区民は戸塚区が大好きな人も多く、戸塚区が無くなるのでなければ横浜市であろうが鎌倉市であろうがどちらでも良いという考え方の人が多いのは確かだ。
また、戸塚区は人口も多く鎌倉市になると鎌倉市が導入している選択式給食の財源にも大きな影響を及ぼす。横浜市のハマ弁は人気も無く悪評ばかりしか聞かないが、鎌倉市の選択式給食は美味しいと評判で他の地域からの視察も多い。子供を持つ世帯には鎌倉市戸塚区になった方が食育の面ではありがたいことになりそうだが、鎌倉市の財政が心配だ。と関係者は話す。
鎌倉市戸塚区は2018年中には誕生する見通しで、2020年の東京オリンピックの外国人観光客のおすそ分けを狙う戸塚区。果たしてこの選択は吉と出るか凶と出るか。
2019年4月1日
News April Fools' Day
News April Fools' Day 2018
