DX、DXって言うけどちゃんとDX教えてよ

DX、もう事業者にとっては耳タコですね。

今の時期はインボイスとDXというワードばかり聞こえてくる気が。

インボイスに関しては税理士さんや会計を専門とする方々に

お任せするとして、今回はDXについてお話ししますね。

DXという言葉が何の略称なのかとかは今回は置いておきます。

DXというのは簡単に言うとITやデジタルを活用して

業務を効率化しようという事です。

ここで具体的にどんな事というのを全て書くと

とてつもなく長い記事になってしまいますので

いくつかの例を挙げておくにとどめます。

どんなことがDX化になるのか

これって立派なDXだ。というのは

 

どの業種でも当てはまりそうなのは、紙でやっている作業をスマホやPCからできるようにする。これは完全に紙でのやり取りを無くさなくても、完全に紙でやり取りしているのを、使える人はスマホやPCからもできるようにするだけでもDX化です。

 

飲食店を例に挙げると、クレジットカード決済の導入、キャッシュレス決済の導入、レジ機能をインターネットに繋げる、仕入れ注文をスマホやPCから行う(FAXはダメ)などで、立派なDX化です。もちろんもっともっとあります。

 

次はサービス業、サービス業は既存のお客様向けにLINE等のコミュニケーションツールを使ってコミュニケーションを取る、レジ機能をインターネットに繋げる、インターネット上でもサービスを販売する(集客する)などで、立派なDX化です。

 

その他の業種でも、今紙でやり取りしている、手書きでやり取りしている、インターネットを使わずにやり取りしていると言った業務をインターネットやスマホ、PCを使うようにするだけでDX化と言えます。

DX化によるメリットはなんなのか

今度は、DX化をしたところで何が変わるの?という部分を書いてみます。

 

飲食店で、仕入れ注文をスマホやPCで行うようにDX化したとします。そうすると紙で注文履歴を取っておく必要が無くなるので紙をまとめておくためのファイルや箱、引き出しなどが不要になります。これはお店の省スペース化に繋がりますし、過去の注文を見る時に大量の紙をチェックする時間が省略されます。

 

サービス業では、お客様とのコミュニケーションがリピート率をアップさせる最良の手立てになります、これを紙のポイントカードを使っていたり、年に数回ハガキや手紙でご案内をお送りしているのをLINEに代表されるコミュニケーションツールを使う事で、いつでも好きなタイミングで、その情報を届けたいお客様を絞り込んで送る事ができます。これにより、ハガキや手紙を購入するコストも減りますし、このお客様にもあのお客様にもそれぞれの情報を載せると情報量が多くなりうまくレイアウトされていないと、届いたお客様の反応率も下がるという非効率さも軽減できます。

現時点では、スマホやPCを全く使わないお客様もまだいます。スマホを持っていても使いこなせていない人等もいます。ですから、100%転換しなくても良いですが、今後お客様側もインターネットやスマホ、PCを使う人が主流になる事は間違いないので、事業者側が慣れるためにも少しずつでも変えていく事が必要です。

また、飲食店やサービス業ではアルバイトを雇用する機会も多いと思います。アルバイトは学生や主婦等比較的若い世代が多いですね。そのアルバイトさんたちにとってはスマホやPCは慣れっこだったりもするので、アルバイトさん達の仕事効率化にもDX化は必ず役に立ちます。時給で報酬を支払う以上は1時間にどれだけ効率的に業務を行えるかも大切なので、アルバイトさん達が効率的に仕事をする為にもDX化というのは必須です。

DX化しないとと焦って導入は絶対にダメ

ここからは、DXという言葉を使えば物やサービスが売れると考えている営業に注意の話です。

 

今は政府ですら、事業者のDX化を推奨しています。ですからDX化をサポートする補助金も増えています(代表的なのはIT導入補助金)。そして、日本はおよそ99%が中小企業と言われており、小規模事業者の割合もかなり高いのが実情です。DX化に関する物やサービスを販売する対象はDX化が最も遅い小規模事業者がターゲットになって来ています。あまりインターネットやデジタルの事が詳しくは無いけど、営業さんの話を聞いているとなんか良さそうだからと契約してしまい、契約してから「これやっぱり使い勝手良くないな」「これはウチの事業のやり方には合わないな」という事例が非常に増えているのが現状です。多くのDX化に関する物やサービスは一括で購入するタイプではなく、毎月料金を払うサブスクリプション型や、あえて月賦にしていたりもします。そうすると一度導入してしまうと簡単に辞められなかったり、払っている金額を考えると使わざるを得なかったりします。これが事業の非効率化に繋がるだけならまだ良いですが、利益や経営を圧迫してしまう事もあります。

例えば、DX化をご自身の身体の治療だと考えてください。体のどこかが調子悪い時に突然来た人に治療は頼みませんよね。はまず病院に行き検査をしてもらって、その症状に合わせた治療をします。同様に自分の事業のDX化する際に営業電話や突撃営業で来た方の話を信じて導入してしまう事はかなり危険なのです。また、ご自身が普段病院にかかっていないので知人にどの病院が良いか聞いたとします。その知人はあなたの事をあまりしらないから知人の方の知識の範囲内で病院を紹介します。あなたはその病院に行って診察を受けますが、なんか自分でイメージしていた病院では無かったり、医者が信頼できそうになかったりして、結局よその病院を見つけて初診からやり直してみたり。DX化も同様で、事業者仲間に「このサービス良いよ、あなたも導入してみたら?」「この機会良いよ、あなたにもおススメ」と言われて導入したものの、結局あなたの事業には合わないなんてことも多くのケースで見られます。

その物やサービス内容を知ろうとしてもインターネットやデジタルの知識が薄いと、理解できない事が多いのが事実です。あなたの事業に最適で最善なDX化を行うには、ご自身の事業にとって何が必要なのか、病院で言う「検査」「診察」「問診」が必要になってきます。その上で、あなたに最適な物やサービスを一緒に考える。もしくはアドバイスする。このやり方が、業務効率化、費用対効果に最適なDX化となります。


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